この度BayWa r.e.は、神戸市郊外において発電容量50MWの太陽光発電所(以下「本発電所」)の建設資金を調達するための融資契約を締結し、融資を受けるに至りました。
本発電所の建設資金として、Norddeutsche Landesbank Girozentrale(北ドイツ州立銀行)により総額約94億円の融資枠が設定されました。本発電所の建設は、2021年に始まっており、2023年夏頃の完成を予定しております。
再生エネルギー業界における世界有数のデベロッパー、サービス提供業者、関連機器供給業者であるBayWa r.e.が建設する本発電所が完成すれば、神戸市内で最大規模の太陽光発電所となり、兵庫県における再生エネルギーに対する取り組みに大きく貢献することができます。
「日本で太陽光発電所の建設を行うにあたり、特に大規模な開発の場合は、地域の環境面に細心の配慮をしなくてはなりません。もう一つの課題は地形であり、多くの場合、発電所整備のために追加の土木工事を行う必要があります。しかしながら、2021年に完成した北茨城市磯原町の発電容量35MWの太陽光発電所や、世界の様々な地理的環境においてメガソーラーを建設してきた実績が、我々の信頼性を担保するものです。」
【BayWa r.e.Japan株式会社 代表取締役社長 大浦徹也 コメント】
BayWa r.e.は、新規の太陽光発電所の建設計画において、地元の農家や企業、地域団体の皆様との関係構築を重視しています。
「当社は、開発に対する地域社会の様々な懸念に耳を傾け、発電所の建設に対してご理解を頂けるよう努力しております。私たちのアプローチの鍵は、プロジェクトの全段階において、地域社会の方々に対して十分な情報提供と綿密なコミュニケーションを行うことによって安心感を持って頂くことです。私たちは地域社会の一員であり、良き隣人でありたいと願っています。」
発電所は、神戸市内にある107ヘクタールの敷地(残置森林を含む総開発面積)に建設されます。発電所は11万枚以上のソーラーパネルで構成され、フル稼働時には約2万世帯分の電力を供給できる見込みです。
2020年の秋、日本の内閣総理大臣は2050年までにカーボンニュートラルを実現することを宣言しました。30年以内にカーボンニュートラルを目指すこの大胆な公約を実現するため、神戸市における本発電所のような開発が進められています。
「日本が再生可能エネルギーへの移行を行うための一助となれることを大変喜ばしく感じております。日本では6年連続で温室効果ガスの排出量が減少しており、2050年までにネットゼロ社会を達成するための取り組みの一環として、次世代ソーラー技術の研究開発が盛んに行われています。気候変動に関する日本政府の目標達成のため、当社は今後も積極的に対応して参ります。」
【BayWa r.e., APAC ディレクター ダニエル・ゲフケ コメント】
本発電所は2023年第3四半期に完成し、9月頃に商業運転を開始する予定です。