再生可能エネルギー開発、およびサービスプロバイダー事業、関連機器流通事業を世界的に手掛けるBayWa r.e.は、日本での持続可能なエネルギーソリューションへの取り組みをさらに強化するため、日本国内の活動で大きな進展があったことを発表いたします。
BayWa r.e.は現在、日本の企業向け電力購入契約(PPA)分野での活動を強化し、電力購入を検討している潜在顧客との協議に取り組んでいます。そして、この度、NSGグループとの長期契約を締結、契約を発効し、これによりBayWa r.e.が設置・運用する太陽光発電施設で生成される電力の90%が25年間固定価格で購入されることが定められました。これは、日本市場での持続可能なパートナーシップの強化に取り組む同社のコミットメントを示すものです。
また、兵庫県神戸市にある50MWの太陽光発電所でも商業運転を開始(COD)し、日本の再生可能エネルギー市場における重要なマイルストーンを達成しました。並行して、宮崎県児湯郡都農町町での8MWの太陽光プロジェクトへ向けたプロジェクトファイナンス融資をオリックス銀行と合意しており、日本国内の太陽光エネルギーの普及を推進する活動を一層強化しています。
BayWa r.e. Japan株式会社の代表取締役社長、大浦徹也は次のようにコメントしています。「日本板硝子株式会社(NSGグループ)とのコーポレートPPA、神戸市の太陽光発電所のCOD、津野町でのプロジェクトファイナンスを含む直近の実績は、日本で再生可能エネルギーソリューションを推進する私たちのコミットメントを表しています。私たちは日本の持続可能なエネルギー移行に貢献できることを嬉しく思います。」
そして、太陽光発電事業に加え、蓄電システム(BESS)および風力発電プロジェクトの機会を積極的に探っており、日本での多様なポートフォリオを増強しています。
また、「日本はBayWa r.e.にとってグローバル市場の中で世界的に重要な市場であり、持続可能なエネルギー開発にも多くの機会があります。私たちは、専門知識とリソースを活用して、日本のクリーンエネルギーへの移行に貢献し、気候変動の課題に取り組んでいます。」と、BayWa r.e. プロジェクトグローバルディレクター兼取締役会メンバーであるダニエル・ゲフケは述べています。
BayWa r.e.の日本での実績には、茨城県北茨城市磯原の35MWソーラーファームと12MWの鹿児島県出水でのソーラーファームの完成も含まれ、これらのプロジェクトは、業界の主要なステークホルダーと戦略的なパートナーシップを育みながら、大規模な再生可能エネルギープロジェクトを実現する同社の能力を示しています。
2015年にアジア太平洋地域に進出して以来、BayWa r.e.は再生可能エネルギーインフラの推進において重要な役割を果たしており、太陽光と風力発電所の開発だけでなく、大規模な商業施設および産業施設への設置を含めて500MWを超える再生可能エネルギーを提供しています。